DTPの配置画像の話(3)〜解像度のアレやコレや〜

こんにちは。Angel Vibesです。前回は解像度の話をサササっとしてしまいましたが、今日はもう少し具体的に説明しておこうかと思います。「解像度」というと実は複雑な部分もありますので、ちょっと整理しておいた方が良いでしょう。

 

解像度の単位「dpi」と「ppi」の違い

先に細かい話をしておきますね。画像解像度の単位は「dpi」だというお話はしました。印刷を過程に含むデザインの実務上では、画像解像度の単位は「dpi」として扱われがちですが、厳密に言うと「ppi」です。AdobePhotoshopでは、画像解像度の単位は「dpi」ではなく「ppi」を充てています。デザインの実務上では「dpi」と「ppi」は同義に扱っていて差し支えありませんが、厳密には異なります。

違いは次のような点です。

「dpi」
・dots per inchの略
・ドットによって構成される
・「ドット」は印刷で言う網点なども指す物理的な最小単位

「ppi」
・pixels per inchの略
・ピクセルによって構成される
・「ピクセル」はコンピュータで画像を再現する際の仮想の最小単位

デザインの実際の作業ですが、画像データを扱う際には、AdobePhotoshopを用いてパソコンのモニタで見ながら行います。モニタでは、ドットとピクセルが1対1で対応するので、画像解像度の「dpi」と「ppi」を同義として扱って特に問題はありません。また、両者を同義として扱うのが、慣習にもなってしまっている場合もあります。
ただしこれは、デザインの現場単位の話でもあるということもあり、まして、今後どうなるかはわかりません。「dpi」と同義で扱う「ppi」という単位もあるということだけは覚えておいた方が良いでしょう。

 

Photoshopでは「pixels per inch」ですね

 

画像解像度の考え方

 

画像解像度と印刷解像度は分けて考える

「解像度」と言っても、画像解像度と言う時と印刷解像度(プリンタ解像度)と言う時とは、考え方が異なります。両者は混同できないので注意が必要です。
印刷解像度は、それでも「解像度」と言うのだから、「1インチあたりのドット数」を意味することに変わりはありません。ただ、印刷機の性能によって出力の際の解像度は固定されています。例えば解像度2800dpiの印刷機の場合は、印刷した印刷物の1インチの1辺あたりに2800個のドットが収まっている状態となります。なのでこの場合、360ppiの画像解像度でデータを作ったとしても、100ppiの画像解像度でデータを作ったとしても、印刷解像度2800dpiで印刷されるわけです。ただし、印刷物となった時に2800dpiのクオリティを得るためには、データを作る時点で画像解像度が一定数に達していなければならないと言うことです。
紙媒体の印刷に必要な画像解像度の目安は「360dpi」と、耳にすることはあると思います。これは、一般的な印刷物であれば、こうした印刷物の印刷機やイメージセッター(オフセット印刷の版を出力する機械)の印刷解像度に対応した画像解像度が、360dpiと言うことですね。

 

「解像度」は使用シーンによって意味が異なる場合がある

「解像度」といっても、画像解像度と印刷解像度があるということまで分かっておけば、作業過程に印刷を含むデザインの実務は問題なく行えるでしょう。
ともかく、「解像度」は使用シーンによって意味が異なる部分があるので、注意が必要ではあるのです。画像解像度が「密度」を示す尺度であるのに対し、デジタルカメラで言う解像度は、画素の「総量」を示している、なんていうこともあります。この辺りは、実務の使用シーン別に確認しましょう。

 

まとめ

・解像度の単位には「dpi」の他に「ppi」がある
・AdobePhotoshopの解像度の単位は「ppi」
・画像解像度と印刷解像度は分けて考える

ではまた!

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